不妊治療
綱島西レディースクリニックでは、なかなか赤ちゃんを授かることができずに悩んでいる方々のために、一人ひとりに寄り添った不妊治療を行っています。
「綱島駅」出口から徒歩1分という通いやすい立地にあり、お仕事帰りや家事の合間にも受診しやすい環境を整えております。
不妊症は決して珍しいことではなく、現在では5組に1組のカップルが経験していると言われています。私たちは産婦人科専門医としての知見を活かし、患者さんの年齢やこれまでの経過、検査結果を総合的に判断した上で、最適な治療法をご提案します。
当院では、排卵(卵胞)チェックやチャレンジ日の相談、飲み薬による排卵誘発などのタイミング療法を行なっており、より高度な体外受精が必要と判断された場合には、速やかに連携協力機関の不妊クリニックや大学病院へご紹介できる体制を整えています。
■ タイミング療法から始める自然なアプローチ
まずは最も身体への負担が少ない「タイミング療法」から検討します。
超音波検査で卵胞の大きさを計測し、尿中ホルモンや基礎体温のデータを組み合わせて、最も妊娠しやすい日を指導させていただきます。自然妊娠に近く、ご夫婦の精神的な負担も少ない治療法です。
健康な男女が性交を行ったときの妊娠率は、排卵日、排卵前日、前々日はほとんど妊娠率に差がなく、排卵日の5日前まで妊娠の可能性があります。
■ お薬による排卵のサポート(卵巣刺激法)
排卵が不安定な方や、より確実に妊娠率を高めたい場合には、飲み薬や注射による「卵巣刺激法」を行います。
・クロミフェン療法:広く使われている排卵誘発剤で、脳のフィードバック機能を調整して卵胞の発育を助けます。
・レトロゾール療法:近年、多嚢胞性卵巣症候群の方などに有効性が認められているお薬です。
・ゴナドトロピン療法:直接卵巣を刺激する注射で、強い効果が期待できますが、多胎妊娠などの注意も必要です。
① クロミフェン療法
抗エストロゲン作用のある薬です。選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)であり、エストロゲン受容体に結合しますが、エストロゲンのような生理活性を持たないため、エストロゲンの拮抗薬として働きます。
脳の視床下部のエストロゲン受容体に対して内因性エストロゲンと競合的に結合し、エストロゲンによるネガティブフィードバックを阻害。視床下部からの性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)の分泌と下垂体からのゴナドトロピン(LH、FSH)の分泌を増加させ、卵巣を刺激して卵胞の発育を促進します。
② レトロゾール療法
アロマターゼはアンドロゲン(男性ホルモン)をエストロゲンへ転換する生合成酵素です。アロマターゼ阻害剤であるレトロゾールを生理5日目から5日間服用することで、視床下部に対するエストロゲンのネガティブフィードバックを阻害し、GnRHとFSHの産生が増加します。
近年、多のう胞性卵巣症候群(PCOS)に対して、クロミフェンとレトロゾールにより妊娠率を比較したランダム化比較試験で、レトロゾールの有効性が報告されています。
③ ゴナドトロピン療法
クロミフェンがSERMとして抗エストロゲン作用を示して間接的に排卵を誘発するのに対して、直接的にFSH、LHなどのゴナドトロピンを投与する方法です。
卵巣へ直接作用するため、多胎妊娠や卵巣過剰刺激症候群(OHSS)などの副作用があります。
一般的に卵胞が16〜18mm以上に発育するまでhMG製剤(150単位)を隔日投与し、その後にLH作用を有するhCG製剤(5000単位)を投与して排卵を誘発します。hCG投与後の排卵は通常36〜48時間の間に起こることが多いとされています。